下の子供たちも小学校の中学年、高学年となり、高熱を出すこともほとんどなくなった我が家ですが、久しぶりに次女(小5)がインフルエンザに感染しました。
実は我が家の次女、高熱を出すと「熱せん妄」と呼ばれる症状が出る子です。初めての時は焦って涙が出てしまった母です。今回もやはり「熱せん妄」起きました。今日はそんな「熱せん妄」についてお話しようと思います。
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熱せん妄という言葉を知ったきっかけ
私が熱せん妄という言葉を知ったきっかけは、実は長男でした。彼も幼い頃、熱を出すと熱せん妄を起こしたのです。4人の子供を育ててきましたが、我が家で1番高熱に弱いのが彼です(*´艸`)
長男(現在中2)が幼稚園児の頃、インフルエンザで高熱が出ている時に、急に笑い出したり天井を指さして何か見えると言うので、ネットで調べて「熱せん妄」という言葉を知りました。
長男よりもひどい次女の熱せん妄
長男の熱せん妄は園児時代で、大きくなってからは寝ぼけて一瞬変な事を言ってもすぐに我に返る程度になった長男ですが、次女が初めて熱せん妄を起こしたのは小学校に入ってから…
しかもせん妄状態の時には、声をかけてもなかなかハッキリ目覚める事がないので、とても不安になります。
初めての熱せん妄は小学校1年生の夏で家族旅行先で発熱してしまった時でした。風邪の症状もなく39℃の熱を出してしまった次女、車で自宅に帰るのも体力的に負担がかかると宿の人に緊急の場合の受診できる病院を教えてもらい、宿泊先で休ませて様子を見る事にしました。
比較的元気だったので、水分を摂らせながら濡らしたタオルで頭、首、わきの下、太ももなどの太い血管のある部分を冷やしながら様子を見ていたのですが、寝ていた次女が急にヘラヘラと笑いだして、救急で病院に行かなければと覚悟したほどです。
そのすぐあとに熱が下がり始め、下がった後は元気になってお菓子を食べたりヨーグルトを食べたり…今、思うと熱中症の症状だったと思うのですが、受診せずに解熱して本当に良かったと、受診していなかったことを後悔している出来事です。ただ、この時の次女の様子は今も忘れられず、次女が熱を出すとこのせん妄状態に怯える母です(;´・ω・)
小さい頃の病気から丈夫に過ごしてきた次女
次女は2歳の時に急性腎盂炎で入院したことのある子です。その後、「膀胱尿管逆流症」という病気が見つかり小学校入学前まで予防のためのケフラールという抗生剤の服用と経過観察の為の受診を続けていたので、次女が熱を出す事が恐怖だったこともあるのですが、次女はインフルエンザに罹っても水疱瘡に罹っても、いつも軽症で済んで元気に成長してきました。
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なので、実はこの旅先での高熱以来、39℃を超える高熱はとても久しぶりだった次女です。
長男も熱を出すこと自体が減りましたが、熱を出してもせん妄を起こすことはほとんどなくなっていたので、今回はちょっと気を抜いていた母でした。
高熱が続いて出始めた異常な言動
隔離という意味ではなく、次女を見守る意味で次女の布団をリビングに敷きました。私たち夫婦は今はリビングで寝ているので、次女の高熱期間は親子3人で寝る事に…
高熱の翌日の日中から異常な言動は始まりました。寝言のようなひとり言を目が空いている時に言ったり、起きた時に大きな声で「あけましておめでとうございます!」と言ったり…それでも、まだこちらが声をかけると照れ臭そうに笑ったり、あれ?という表情をしたりしていたのと、水分や軽い食事が摂れていたので様子を見ていました。
我慢できずに解熱剤を使用
次女には解熱剤を使いたくないという思いが強かった母です。小さい頃の腎盂炎の時に解熱剤を使ったところ、少しだけ下がった熱が再び上がるときに、次女の唇が紫色になってガタガタ震えて本当に苦しそうだったからです。
ですが、夜になって目を開けてうつろな目でどこかを見ていて、こちらの呼びかけにも反応しなくなったのを見て、これは一度、熱を下げてあげないとと思いました。
次女の身体を起こして、意識を呼び覚まして解熱剤を飲ませて様子を見ながら、救急電話相談に電話を入れて受診可能な病院を教えてもらい、その病院に電話をして次女の経過と状況を説明しました。
電話に出た看護師さんは丁寧に話を聞いてくださって、医師にも確認をとってくれて、次女の状態は熱せん妄だろうと…すぐに受診の必要はないが、見守りながら様子を見て、今より状況が悪くなるようならすぐに連れてきて良いと返事してくれました。
熱せん妄の対処法
救急電話相談で病院を聞く前に電話を受けた看護師さんに言われたことは明るい部屋に連れて行き、完全に目を覚まさせて自分の名前などが言えるか確認するようにとの事でした。
しかし、次女はどんなに声をかけてもせん妄からはっきり目覚める事は1番ひどい時にはありませんでした。インフルエンザなどの場合はインフルエンザ脳症などの疑いがあると危険です。落ち着いてしっかり判断することが大切ですね。
なので、受診できる病院を調べて再度相談してみました。解熱剤を使ったことや、血管を冷やしている事を伝えたとき、看護師さんが正しい対応をできているので見守って大丈夫と言ってくれた事で、自分も落ち着くことができました。
幸い、次女はちょうど解熱するタイミングに解熱剤を使ったようで、この夜がピークでその後、徐々に熱が下がり再び劇的に熱が上がる事もなく快復に向かっています。
この解熱剤については、アセトアミノフェンを成分とする解熱剤のみ使用して大丈夫と言われています。今回使用した解熱剤は受診時に病院で処方されたものです。苦しそうな高熱の子を見ても、危険な場合があるので病院でその子の為に処方された解熱剤以外は決して使ってはいけません。
熱せん妄を起こしやすい子…ロキロビ考察
熱せん妄を起こしやすい子と言っていいのかわかりませんが、熱せん妄は高熱によって起きる寝ぼけ状態のように感じます。我が家はおとなしめですが、ひどい子だと幻覚を見て号泣したり、怯えて逃げようとしたりするそうです。
我が家で、この熱せん妄を起こす長男と次女は、元気な時も良く寝言を言ったり寝ぼけたりするんです。
なので、そういう子が熱せん妄を起こしやすいのでは?と考えています。それでも高熱が出ている時のせん妄状態は親にとってはとても怖いですね。このまま脳がどうにかなってしまうのでは?と私も不安になりました。
そんな時に救急で相談できる電話や、受診可能な病院を教えてもらえるのはとても助かります(*´∀`*) 実は長女(現在高2)が初めて40℃の高熱を出したとき、当時生後9ヶ月で本当にオロオロしました。自分たちの車で病院には連れて行けるのですが、診てくれる病院がわからず119番に電話したことを覚えています。
その時電話を受けた方が病院で相談することをすすめてくださって、市立病院の救急に電話をしたときも電話にでた看護師さんが落ち着いて色々話を聞いて、その後のケアを指示してくださって長女は翌日、かかりつけの小児科を受診する事ができました。
当時は救急電話相談があったのかどうか…でも、緊急性がないのに夜間救急を受診するのは、かえって赤ちゃんの負担になるからと言ってくださった看護師さんの言葉が今も心に残っています。
この時の経験から、夜間の体調不良には救急電話相談を利用させて頂いています。実はパパが夜の腹痛に倒れた時もお世話になりました。
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自分は医療のプロではないので、プロの方に対応を指示してもらうだけで落ち着いて子供を見守る事ができるので、本当に感謝しています。