我が家の末っ子三女、小学3年生が骨折しました。左肘関節の骨折です。原因は学校での昼休み…鉄棒からの落下でした。先生に言えず痛みに耐えて帰宅した三女…
4人の子供を育てていますが、子供の骨折は初めて…我が家はプチパニックでした。
学校での怪我であった事、友達に押されて鉄棒から落下したこと…正直、怒りが込み上げてきました。自分の思いを整理して学校に伝える事ができて今は落ち着いています。
今日はその事についてお話しようと思います。
Contents
骨折の原因は鉄棒からの落下
昼休みはいつも元気に外遊びをする末っ子…この日も鉄棒でプロペラにチャレンジしていたそうです。プロペラって調べてみたら結構、怖いですo(`・д・´)oウン!!
無理だと思って止めようと、降りる準備をしていた末っ子を友達が押したことで落ちてしまったようです。恥ずかしいのですが私はプロペラって技は知りませんでしたε-(´・_・`)ハァ…
話を聞いたときに頭に浮かんで、これをやってたのかぁって思っていた技は正しくは地球周り( ´Д`)=3 フゥ
全然違うじゃんって後から赤面です(;´・ω・)
プロペラの動画を改めて見ると、末っ子が落下して骨折したのも納得です。
痛みにずっと耐えていた三女
落ちた時は激痛だったと本人から聞きました。動けず、鉄棒のそばでうずくまっていたそうです。その後も近くの石段に座って鉄棒を続ける友達を見ていたあと、みんなと一緒に教室に戻り、5時限目と6時限目を頑張った三女…
左腕を机に乗せる事が痛くてできず、コンパスを上手に使う事ができなかったそうです。
前日家で練習したのに円をうまく描くことができなくて悔しかったみたいです。腕のしびれと鈍い痛みは辛かったけど、先生に言う事ができず、小学3年生は骨折という予測をすることもできませんでした。
この日は母が初の午後の長い勤務
子供たちと一緒に過ごす時間を増やすために選んだ今の仕事ですが、シフト制ではあるものの、営業時間が19時までのため、月に2回ほど、午後勤務が19時までの番が回ってきます。
シフト希望なので、私は次女と三女が共に6時限ある火曜日を選ぶことが多いです。お留守番の時間も短いし、ふたり一緒だと安心だからです。
三女が怪我したこの日はまさに母は19時までのシフト(*´Д`)、本来なら高校生や中学生が帰るまで小学生はふたりでお留守番の予定でした。
ありがたい叔母の存在
私がフルタイムで働いていた頃、子供たちの習い事の送迎などを助けてくれた叔母の存在は私にとって母のような存在です。高齢の母に代わり、何かと我が家の子供たちを気にかけてくれます。母と叔母はとても年が離れているので、母の事も大切にしてくれる優しい存在です。
仕事をパート勤務にしてからは、叔母に助けてもらう事もほとんどなくなったのですが、この日は前日に次女が書き初めの選手に選ばれたと学校からお手紙を持ち帰りました。しかも、翌日から居残り練習…下校時間は16時半を過ぎる為、お迎えに来てくださいというもの…長女も長男もお迎えには間に合わなそうなので、叔母に久しぶりに次女のお迎えをお願いしました。
フルタイムの頃、次女や三女が特にお世話になっていたこともあり、子供たちの性格もよくわかっている叔母は、次女が帰るまで三女が心細いだろうと、三女の下校もお迎えして三女と一緒に次女を待ってくれると言ってくれました(〃▽〃)
三女の異変に気付いてくれた叔母
三女は腕の痛みを叔母にも言えずにいました。私が帰ったら話そうと思っていたそうです。でも、左腕を不自然にかばっている三女の異変に叔母が気付いてくれました。
私の職場に顔を出してくれて、病院に連れて行こうか?と言ってくれたので、念のため受診をお願いしました。結果は骨折…叔母がいてくれて本当に良かったと思いました。仕事が終わるまでの時間をとても長く感じました。
母の顔を見てあふれ出した涙に…
急いで帰宅したとき、骨折の影響で三女は微熱を出してトロトロと眠っていました。姉兄がみんなで三女をいたわって母がいない中、リビングに布団を敷いてもらって、横になっていました。
私の顔を見て目が覚めると何があったのかをポツリポツリと話し始めた三女、すぐにシクシク泣き始めました。心細くて不安だったのだろうと思うと胸が締め付けられる思いでした。この時、私は怒りがMAXでした( ´Д`)=3 フゥ
学校に報告したくても、時間外で学校の電話は留守電の時間帯だし、骨折の診断は受けたものの、大きな病院でもう一度検査を受けるように言われて、三女は添え木で腕を釣った状態だけど痛み止めの薬などもなく…長い長い悶々とした夜を過ごしました。
三女の話では、ふざけて押されたとの事で、こんな危ないふざけがあっていいのか?など、自分はどのような態度で相手や学校に向かうべきなのか、考えました。自分の怒りの気持ちを落ち着ける為に書いたnoteです(*´艸`)
noteに思いを綴りながら、自分の気持ちと冷静に向き合うことにしました。怒りの元は何か?今後をどうしてほしいのか…学校に連絡する際に何を伝えなければならないのか…感情的になることなく、きちんと伝えたいと考えました。
冷静になる理由
冷静になる理由はいくつかありますが、いちばん大切だと思ったのは相手にきちんと話を聞いてもらう事、自分の思いと違う受け止められ方をしてしまったら、嫌な思いしか残りません。
怪我をしたという点では被害者ではあるけど、こちらが穏やかに冷静に話す事で正しい意見は正しく受け止めて頂きたいと考えました。自分が感情的になると伝えたい思いもただの苦情と取られてしまうかもしれません。子供が怪我をしたから怒ってるという風に受け止められては、伝えたい思いも伝わらないと思いました。
今回の怪我の原因や事故が起きた原因をきちんと理解してもらう為にも自分の怒りは抑えて、しっかり事実を確認し合いたいと思いました。
欠席の連絡の電話で…
本来ならば、欠席届を通学班の班長にお願いして学校に届けてもらうのですが、今回は欠席理由の説明も含めて学校に電話することにしました。電話で伝えた事は以下の通りです。
- 三女が昨日、学校の昼休みに鉄棒から落下したこと
- それによって骨折したが、腕の痛みを先生に伝えずに本人が下校したこと
- 診断の結果、更に検査が必要なので今日、病院にいくこと
- 鉄棒から落下する原因になったお友達の名前
- 病院に行った結果、今後について再度連絡すること
- 今回の事故は悪意によるものではないとわかっていること
- それでも、とても危険だったと感じている事
- 学校での怪我なので、加入済みの団体保険は使用できるのかの確認
電話に出たのは教頭先生でしたが、三女のクラスの授業を受け持ってくれている先生でもあったので、スムーズに話が伝わりました。学校に連絡できたことで、私の気持ちも落ち着いたし、穏やかにお話できたと思います。
受診の結果
大きな病院でどんなことをするのかが一番不安だった三女…検査で痛みを感じるかもとヒヤヒヤドキドキしている様子でしたが、とても優しく接して頂き、どんどん緊張はほぐれていきました。
怪我当日のレントゲンを見て、多分大丈夫だろうと言ってくれた今日の医師のすすめで念のために、もう一度レントゲンを撮った結果、今の時点では手術をせずに腕を固定することで大丈夫と診断がおりました。
但し、現在は腕に腫れがあるため、添え木をあてて1週間待ち腫れが引いてからギプス固定するとのこと、1週間後の診察時に再度レントゲンを撮ってズレが大きくなったりするようなら手術の可能性もあるという説明でした。そして痛み止めの錠剤も出して頂きホッとして病院を後にしました。
学校へ…
診断結果の報告と、今後の通学や学校生活の相談も兼ねて親子で学校に寄りました。微熱もあるのと学校に行く前に片腕が使えない生活に少し慣れてから…という思いもあって、今週いっぱいは休ませて家で過ごそうと決めました。
親としての思い…
担任の先生、教頭先生にも、三女の怪我に気付かなかった事を謝って頂きましたが、これは言わずに我慢した三女が悪いとお返事しました。三女にもそれはしっかり伝えました。
今回の事故についてはやった子を責めるのではなく、事実の共有をお願いしました。同じような事故を繰り返さないために、犯人うんぬんではなくて、鉄棒での悪ふざけや友達への補助は危険であることをしっかり子供たちに伝えて欲しいとお願いしました。
相手のお友達は、三女がプロペラをやめようとしていたのに気づかずに、手伝うつもりで三女を勢いよく押してしまったそうです。後で次女のところにも三女の怪我の事を聞きにきたようで、彼女はショックを受けていたんだろうと思います。私はそこで自分の怒りはすっかりなくなりました。
実は担任の先生から、ふざけていたのではなく補助のつもりでやったそうです、と言われたときにはカチンときてしまったんです(*´艸`) 三女からはふざけてやったって聞いていたので食い違いにちょっとイラっときてしまって…( ´Д`)=3 フゥ
ただ、押した理由は重要ではありません。最初から相手の子に悪意があったとは
思っていないので…
理由はどうあれ、鉄棒に不安定な状態でいる人を押す事の
危険性を先生には伝えて頂きたいと思います(# ゚Д゚)q))プルプル
伝えたかったことは、学校でも相手の子でも責任について問いかけているのではなく、三女が怪我をしたという事を無駄にしないために、真剣に危険について子供たちに伝えて欲しいという思いだけでした。
相手のおうちにも報告はしてもらいたいけど、謝罪などは必要ないと伝えました。自分が親なら、子供のした事は知っておきたいと思ったし、学校で事実を聞いたお友達の事も心配だったので、おうちでフォローしてもらえたらという思いでした。
時間が経ってわかってきた事実
子供たちの遊びの中での事故と思っていた鉄棒の落下ですが、時間が経って子供たちの話を総合して事実がわかってきました。なぜ?プロペラの様な難易度の高い、ちょっと危険な技に子供たちが挑戦しようとしたのか?
それは担任の先生が配った「鉄棒チャレンジカード」でした。上がり技としてとび上がり、しり上がり、さか上がり、足かけ上がり、回りわざとして足かけ回り、プロペラ、後方支持回転(空中さか上がり)、だるま回り、おりわざとして前回りおり、こうもりおりが載っていました。
カードには「自分でできた」と先生に見せてできた時の「合格」欄がありました。これの為に子供たちは鉄棒の練習をしていたそうです。
また、現場にいたのは三女を含め3人、三女を押したSちゃんと一緒にいたYちゃん。三女はYちゃんに自分ができないからプロペラやってみて~と言われて、不安ながらやってみようと鉄棒にのぼってみたそうです。のぼってみたものの不安定な体勢が怖くて降りようと思ったそうです。
三女のその思いに気付かなかったSちゃんが補助のつもりで勢いよく三女を押してしまった…これが事実でした。ただ「いけ~」と笑いながら押された事で三女はふざけて押したと思ってしまったようです。
子供たちそれぞれの思いを確認して、本当に誰も悪くはないんだよなぁ( ´Д`)=3 フゥと感じてしまいました。やはり大事なのは危険を知るという事だと再認識ですo(`・д・´)oウン!!
チャレンジカードは悪い物ではなく…
カードの為の練習だったからと言って、鉄棒チャレンジカードがいけないものだとは思いません。ですが、危険な回りわざについては、やはり技についての説明や練習時の注意点などを子供たちに指示するべきだったのではないかな?と感じました。
学校にお話に言った時点では、この事実を知らなかったため、しつこいかな?と思いつつ学校にお電話をして事実の修正と鉄棒チャレンジカードに対する注意点についての意見だけ、お伝えしました。電話なので、相手の顔は見えません。教頭先生が何度も同じ話で面倒に感じたか、きちんと受け止めて対応して頂くかは学校におまかせするしかありません。
この時、いきさつが全部わからない状態で前日にお話したことについて、謝罪と実際に子供たちの間のやり取りについて、私の話の間違っていた部分もお伝えしました。
良い点は良い点として残し、問題点をクリアしていく
子供たちが鉄棒に興味を持って頑張ってくれる存在の鉄棒チャレンジカードを作ってくださった担任の先生の工夫は良いことだと感じています。それによって子供たちは昼休みも鉄棒に挑戦していたこと、元気に成長してほしい親としては、とても感謝しています。
新しいことをやってみるのがいけないのではなく、今回の様に怪我をする子供が出ないように、子供たちへの注意や説明をしてあげて欲しいのです。責めたり責任の追及をしているのではなく、これからの子供たちの学校生活が少しでも良くなっていく事を親として心から祈っています。
その思いが学校に伝わっている事を願います。
子供たち…
三女とも、反省すべき点やこれからについてたくさん話をしました。
三女に伝えた5つのこと…
- 仕事で一緒にいられなかったことを謝りました
- いつもと違う怪我、周りの大人に必ず伝えてとお願いしました
- できないかもしれない時は勇気を出してできないと言うよう話しました
- 押したことを恨まず、お互いの気持ちの行き違いを理解するよう説明しました
- 今回の怪我をマイナスではなく、プラスに変えていけるように一緒に考えようと話しました
三女にもいけない点はありました。できない不安があるのにプロペラをやろうと鉄棒に昇ってしまったこと、無理だから降りると言葉に出さなかったこと…今後の危険を避ける為にも、今度はやめようねと声をかけました。
そして何より、学校で今回のように何か起きた時にはきちんと先生に話してほしいと伝えました。大好きな友達を恨まないようにも、友達も三女の怪我に心を痛めてると思うよ、と話しました。
怪我は辛いけど、人のしていない体験をできたとプラスに捉えて、これからの完治までの期間を過ごそうと約束しました。
相手のお友達
学校に行ったときに、教室に持ち帰る荷物を取りに行ったので、お友達ふたりに会えました。二人は先生に促されて教室の外に出てきて、三女に小さな声で「ごめんね」と言ってくれました。
手が使えなくて困ると思うから助けてあげてね♪
私が言うと、微妙な表情で不思議に感じたのですが、後で下校した次女から聞くと放課後の書道の居残り練習の時に次女のところにやってきて、自分が思い切り押したから三女が怪我したと泣きそうな顔で言ってきてくれたそうです。
私に会ったときは、きっと不安で表情が暗かったんでしょうね。そう感じてくれただけで十分だと感じました。そう思っているところに、相手のご両親がお見舞いにきてくれました。
学校での事なので、今後の安全対策をしてもらえれば今回の事は
もう、終わりで良いと思っています。
そうお伝えする事ができました。お友達は三女の怪我がショック過ぎて行けないって泣いていたそうです。その気持ちだけで十分なので、学校に行ったらまた仲良くしてほしいとお伝えしました。治療費などを負担したいと言って頂きましたが、気持ちだけ受け止めて辞退しました。
子供を守りたい気持ちは持ち続けて…
正直な気持ちは腕の骨折で済んで良かったという思いです。落下した時に頭を打っていたら?背中や胸を強打していたら?と考えると震えがきます。命に関わらずに良かった…それが一番の感想です。
私が初めに感じた怒りは、自分の子供が危険にさらされたことに対する怒りと、大事な時にそばにいられなかった自分へのもどかしさが原因でした。起きた事実を正確に把握するのに時間がかかりました。
思い起こせば、最初の子である長女が小学校に入学した時、登下校の徒歩でさえ心配で事故に合わないか?私はどうやって長女を守れるのか?そんな不安に襲われました(*´艸`) そんな母も小学校生活は長女から数えて10年目となり、ずっと一緒にいて守る事はできないことを少しずつ受け入れてきました。
学校にいる時間は先生方を信じて、子供たちをお任せするしかありません。でも、過保護な母の手を離れて学校で生活する事が子供たちを育ててくれることも事実です。自分たちと隣り合わせている危険について、子供たちにも教えていかなければいけません。
学校を信頼しながら自分でもできることを…
今回の鉄棒チャレンジカードのこと、三女が怪我をするまで知らなかったのが私の反省点です。もっと子供たちの話を聞いてあげなきゃいけないなって反省しました。
しばらく鉄棒はできない三女ですが、カードに載っている技を一緒に動画を観たりしながら、気を付ける点や危ない点をチェックしています。鉄棒を恐れるようになるのではなく、危険を正しく理解して、またチャレンジしてほしいなぁと思っています。
歯みがきもトイレも少し不自由な三女ですが、いつもは小競り合いも多い次女がつきっきりでお手伝いしたり、高校生の姉や中学生の兄もデレデレに甘やかしています(*´艸`) 私は学校に行ったときに少しでも自分の事ができるように、なるべく手を出さないようにしていますが…(;´・ω・)
大好きなダンスのレッスンもしばらくは見学になります。4月初めの発表会目指しているところなので心配でしたが
動けるようになったら足だけでもやりながら、発表会までに
治して、発表会は出る(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!
と言ってくれてます。手術せずに済んだとしてもギプスが外れた後には多少のリハビリも必要でしょう。その時にダンスの発表会が励みになってくれたらいいなと思っています。
骨折の体験で、今までより強くなってくれたら怪我をプラスに変えられるかもしれません(*´艸`) 私もそんな三女を見守りつつ応援したいと思います(*´∀`*)